9月のキャンペーン商品のお知らせです。
【9月のキャンペーン商品】
1、スーパーE400
2、ガンマーリノ
3、ミニコンドロイチン
4、ぐっすりアミノ酸
5、B-comp ケルセチン
6、酪酸菌+16種類の乳酸菌
詳細は上記リンク及び今月のイベントよりご参照下さい。
9月のキャンペーン商品のお知らせです。
【9月のキャンペーン商品】
1、スーパーE400
2、ガンマーリノ
3、ミニコンドロイチン
4、ぐっすりアミノ酸
5、B-comp ケルセチン
6、酪酸菌+16種類の乳酸菌
詳細は上記リンク及び今月のイベントよりご参照下さい。
8月のキャンペーン商品とウェルネスクラブのお知らせです。
【8月のキャンペーン商品】
1、アンチエイジングSOD
2、タウリン
3、マンゴスチン
4、必須アミノ酸
5、Relax GTT
6、B12・葉酸
【8月のウェルネスクラブ】
今回は「胆石と高齢者の栄養」についてのお話です。
詳細は上記リンク及び今月のイベントよりご参照下さい。
※夏季休暇は8/9~8/25を予定しております。期間中あるいは期間直前の注文は休暇明けの対応となりますのでご了承下さい。
最近、腸管に寄生する寄生虫が腸内細菌に作用し、肥満を抑制するという論文1)が発表されました。簡単に説明すると、寄生虫が腸内の細菌に作用し、ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)を増加させることでUCP1(脱共役タンパク質)の発現を促し、肥満を抑制するというものです。専門的な単語はともかくとして、寄生虫が存在することで肥満を抑制する仕組みを初めて証明した論文のようです。ただ寄生虫が直接体内に作用するわけではなく、腸内細菌を刺激することによって起こるということを考えれば、メインは腸内細菌の在り方ということでしょう。
腸内細菌叢(そう)の研究は近年急激に発展しています。というのも、腸内、特に大腸内は嫌気性(酸素がほとんど存在しない)であり、その環境を実験室レベルで再現するということが困難であり、かつ何百種以上いるといわれる細菌を個別に判別していくのは手間がかかります。しかし遺伝子的に解析する方法が発見され、培養できなかった細菌も解析することができるようになったことが、近年の研究の発展に繋がっています。
栄養学的な視点で見ると、腸内にすでに存在する乳酸菌やビフィズス菌などのいわゆる善玉菌を維持・増やすために、その菌の餌となる食物繊維やオリゴ糖、乳酸菌等の死菌(生菌でもよい)を摂取することが望まれます。現在のところ、外部から摂取した菌(ヨーグルトなど)が腸内で新たに増え始めるといったことは基本的に無いようです。つまり生きて腸まで届く菌といった製品の場合、その菌が腸に届き、排出されるまでの間に人体に有益な生理活性があるということであれば意味がありますが、生きて届き腸内で増殖するわけではないため、注意が必要です。すでに生息しているところに新たに住み着くのは難しいということですね。
これまでの研究により、腸内細菌が便秘や大腸がんなどの腸自体の作用にとどまらず、神経や精神疾患などの一見関連が無さそうなことまでも影響がある可能性が示唆されています。そうすると大腸を切除した人はどうなのか、菌自体に意味があるのか、菌が産生する物質に意味があるのか、それらの物質を特定し創薬できないのかなど、興味が尽きないところであります。今後の研究の進展に期待しましょう。
1)Shimokawa C. et al. Suppression of obesity by an intestinal helminth through interactions with intestinal microbiota. infection and immunity. 2019.
7月のキャンペーン商品とウェルネスクラブのお知らせです。
【7月のキャンペーン商品】
1、ラクトフェリン フェカリス菌
2、ヘム鉄 亜鉛 銅
3、ハイレシチン
4、マルチミネラル 亜鉛 酵母
5、クエン酸+C&B群
6、BCAAアミノ酸
【7月のウェルネスクラブ】
今回は「腎臓と肝臓病」についてのお話です。
詳細は上記リンク及び今月のイベントよりご参照下さい。
6月のキャンペーン商品とウェルネスクラブのお知らせです。
【6月のキャンペーン商品】
1、コンドロイチン
2、エラスチンペプチド
3、アルギン酸 キトサンオリゴ
4、ルチン & C+A
5、BCAA-プロテイン
6、チロシン
【6月のウェルネスクラブ】
今回は「糖尿病」についてのお話です。
詳細は上記リンク及び今月のイベントよりご参照下さい。
最近ある芸人が健康ドリンクで痩せたということが話題になっています。商品の説明には「適度な運動と食事制限を併用した結果」「個人差がある」と書いてあるものの、一般人からするとそれを飲むことで苦労せずに痩せるというイメージを与えるのは当然であり、受け取る側の認識が悪いといってしまえばそれまでですが、それなら科学的検証を表示すべきであるといえます。これがまかり通るのであれば、「ダイエット期間中にペットの餌を変えた」など、まったく本人に関係が無いと常識的にわかることでも相関があるようにいえてしまいます。そのためこういった話題が定期的に出てくるたびに、サプリメントなど栄養学を元にした健康食品が似非科学として認識され信用を失う結果になっています。
現在の日本ではサプリメントを代表とする健康食品の類いの地位は低いといえます。それは上記にも書いたように食品であること(医薬品ではない)から規制の緩さを利用した極めてブラックに近いグレーの表現を使う胡散臭さ、それと自然志向による「栄養は食事から摂る」という意識です。
自然であるということと対極にあるものは、完全栄養食でしょうか。現在の科学で判明している、人に必要な栄養素、ビタミン・ミネラル・タンパク質・脂質等を100%含有した人工食品が存在します。ただし人工食品は、バランスが良すぎる為に必要量に達していないこともあります。例えば鉄欠乏性の貧血の人に必要なのはバランスの良い食事では無く(必要無いということではなく)より多くの鉄分の補給であり、すみやかに不足分を補わないといけません。ジャンクフードなどを摂取するよりは遥かに良い選択ですが、健康を目的とする場合は少々視点が違うかもしれません。
しかし逆説的になりますが、バランスの良い食事・食生活というのは、とどのつまり完全栄養食のバランスに近づけるということと同義になります。むしろバランスよく食事を作っているつもりでも、実際どれだけの栄養素が含まれているかは計算できません。仮に食品栄養成分表を元に算出しても、理論値と実際とでは違いがでます。そう考えると、計算された完全栄養食がいかに優れているか、ということも言えるでしょう。
栄養は食事から摂ることが基本でありサプリメントがこれに代わることはありません。しかし食事からだけでは補えないものがあることも事実です。特に高齢者は若い時に比べると食事量が減ってきます。食事量が減れば、必要な栄養素の摂取量も全体的に減少します。それがまた加齢を促進する、あるいは病気にかかりやすくなる原因になります。必要だとわかっていても食べられない、食事でとるにはあまりにも多すぎる、こういった環境において大きな意味を持ってくるものがサプリメントというわけです。サプリメント自体に定義はありませんが、わかりやすく表現するならば「特定の栄養素を高濃度に含有した食品」といえます。例えば、ブロッコリーはビタミンCが豊富に含まれていますが、ビタミンCのみを摂取することを考えた場合、サプリメントで摂るほうがはるかに効率的です。しかしブロッコリーのその他の栄養成分(ビタミンBや食物繊維など)にも期待する場合、サプリメントは不向きです。食事でできること、サプリメントでできること、これらをきっちり区別し、かつ組み合わせることが、健康を目的とした栄養学を理解することに繋がります。
どのような情報を信じればよいのかは、一般の方はもちろん専門家でも悩むところはありますが、基本的にエビデンス(科学的根拠)や情報元を明示せず体験談に終始する製品は疑問をもつべきです。ただし、栄養素は特効薬では無いので、摂取した、しないで即座に状況の改善に繋がるわけではなく、短絡的に効果の有無を判断するのも危険です。思い込みや偽情報に惑わされない客観的な指標として、当社でもおすすめする「血液検査」から具体的なデータを読み取り、問題点を洗い出し、食事又はサプリメント等で体質を改善し、再度血液検査で結果を考察する。これらが、もっとも科学的な健康食品の評価の指標になりうると考えています。
当社では血液検査や健康問題などの相談を無料で行っております。03-3794-5471またはjuchu@lifecarekk.comまでお気軽にご相談下さい。
5月のキャンペーン商品のお知らせです。
【5月のキャンペーン商品】
1、アンチエイジングSOD
2、コラーゲンペプチドⅡ
3、アガロオリゴ
4、レスベラEGCg
5、L-アルギニンL-シトルリン
6、CoQ10&L-カルニチン
詳細は上記リンク及び今月のイベントよりご参照下さい。
※GW中は4/26~5/6までお休みを頂いております。ご注文自体は受け付けておりますが、確認及び発送等は5/7以降となります。ご不便をお掛けしますがよろしくお願い致します。
「ダイエットは99%の努力」
ダイエットをするかしないかの指標はほとんどの方が聞いたことがあると思いますが、BMI(Body mass index)を基準に考えます。体重(kg)÷身長(m)の二乗で、この数値が18.5未満で痩せ気味、18.5~25未満で普通、25以上で太り気味と評価されます。もっとも有病率が低くなる数値が22といわれており適正値として定着しています。が、一方で死亡率とBMIの関係を見ると、21~27で全死因が低値になる1)と報告があります。特に男性では25~27で一番低値になるようで、BMIに照らせば太り気味が一番死亡率が低いことになります。有病と死因との関係は複雑でしょうし、健康寿命としてはどうなのかなど、まだまだはっきりしてないことは多いのですが、一概に肥満=悪ではないことだけ念頭にいれてください。ただBMIが30以上の肥満は死亡率を確実に引き上げるので、その方は確実にダイエットを必要とするでしょう。また、痩せ気味であっても有意に死亡率を引き上げるようで、BMIでは正常範囲である20付近でも死亡率が高くなっていき、18.5未満ではさらにリスクがあがります。考えられる原因としては感染症などの体の抵抗力を低下させる疾患に弱いようです。そのため痩せていることが良いという風潮である日本において、それが必ずしも正義ではないことも念頭においてください。
肥満が原因となる疾患に罹った場合は、疾患の種類にもよりますが、糖尿病などでは3割負担で平均年間で7~10万ほどかかるようです。もちろん糖尿病だけがリスクではないので、他の合併症も考えれば、どんどん上がるでしょう。一方で、肥満そのものを治すのに費用は必要無いと考えています。せいぜい体重計(これは重要です)くらいで、努力次第でまったくお金の負担なく治すことのできる、非常にリーズナブルな疾患だと思います。努力に対する動機付け、例えばジムに通う、機械を買う、効果の期待できるサプリを摂る(当社にもあります)等は自身の裁量に委ねる部分はありますが、とにもかくにもまず体重計に乗ってください。
「一か月間、一日一回、必ず同じタイミングで体重を測り、記録する」
まずはこれだけです。最初の一か月間だけ体重だけ測定して記録してください。ただし、朝だったり夜だったり、食事前食事後などばらばらに測るのではなく、まったく同じタイミングで測定してください。服装もできるかぎり同じくらいにします。できれば体重の変動しやすい食事後ではなく、食事前がベストかと思います。体重を測るだけですので、ダイエットの必要はありません。もし若干でも意識してやりたいことがある場合は、一か月間の体重測定と共にやり通してください。この体重測定の目的は、一か月間測定しつづければ、およそ普段の生活習慣を平均して読み取ることができるだろうと思われるからです。外食をとることもあれば、食事を抜くようなこともあるかと思いますが、それらを含めて一か月様子を見ましょう。そして一か月後、測定開始時と比べて体重がどれくらい変動したかを見ます。
体重が減少していた場合、特別な処置は必要ないのではないでしょうか?あるいは無意識のうちに減量を意識していたかもしれません。体重測定だけは継続して様子を見ても良いと思います。
現状維持、体重が増加していた場合、普段の生活習慣を一度見直すべきかと思います。よほど不規則な生活でない限り、生活習慣はおよそ一定の動きを示すと思われるので、そこを改善します。例えば、エレベーター等の使用を階段にしたり、通勤までの歩行速度を早くしたりと、とにかく体に対する負担を増やす工夫をします。
「非効率で燃費の悪い行動を心がける」
最寄りの駅までどれくらい時間がかかるでしょうか?普通に歩けば息が切れるようなことはあまりないと思いますが、早歩き或いは小走りしたら息が切れますよね?同じ距離でも時間を短縮するという行為が、エネルギーの非効率な消費に繋がります。ただ走るほどの高強度な負荷は持続性が無くなるため、早歩きくらいがベストかと思います。エレベーターやエスカレーターは数十キロの体を負担無く上げ下げしてくれる便利な機械ですが、同じ距離で階段を使っただけでおそらく足はパンパン、息も切れ、時間もかかる。現代社会ではまったく非効率な行動ですが、それこそがダイエットには最適です。ただ同じ運動でも水中ウォーキングなどは、負荷をかけられないひとの運動方法としては良いですが、ダイエットを目的とした運動としては弱すぎるでしょう。浮力が体の体重分の負担を軽減するため、泳ぐにしてもかなり泳ぎこまないと厳しいかもしれません。
そして筋肉をつけるような動きをすることが望ましいです。筋肉自体がエネルギー効率の悪い存在といっても良いでしょう。同じ行動をしても、筋肉がある分どうしても消費エネルギーが増えてしまいます。そのため筋肉をつけることが基礎代謝を底上げすることにつながります。
食事面ではアルコールを減らす、ご飯を半分にする、間食を減らすか無くす、等です。基本的に炭水化物系のエネルギー源となるものを減らしますが、ゼロにする必要はありません。また肉などの一見太りやすいと言われるものを減らす必要はありません。むしろ運動負荷をかけるなら省いてはいけない重要なタンパク源です。植物性タンパクだけでは補えない栄養素がたくさんあります。ただ調理方法では揚げ物など油を豊富に使う調理は避けた方が良いと思われます。
繰り返しますが消費エネルギーを増やして、摂取エネルギーを減らす、これがダイエットの基本です。体重の減り方は個人差があるので、一概には言えないですが、普段の生活からなるべく頑張っているのになかなか減らない人も、無駄と思わずに続けてください。ヒトは永久機関ではないので、増やした負担分は必ずエネルギーとして消費されており、摂取エネルギーが減っているなら、アンバランスによりいずれ体重は減っていきます。減らない原因はおそらく脂肪が筋肉に変換される(脂肪よりタンパクのほうが重たいです)からだと思われます。いずれこれらのトータルバランスが崩れた時(良い意味で)必ず減っていきます。このバランスは個々人で違うので指導は難しいです。だから体重を測定して、自分自身のバランスを認識します。なので、体重測定は何よりも最重要です。
体重が減った後のリバウンドの心配は比較的少ないと思われます。基本的にリバウンドは運動をせずに食事のみを削減した場合に非常に起こりやすいものです。体が飢餓状態になっているので、体重を減らしても普通の食事に戻したら、体は全力で栄養を吸収しようとします。運動による代謝の底上げもしてないので、元に戻るのは必然かもしれません。それに比べれば、生活習慣から改善する努力型のダイエットは、仮に元の生活に戻したとしても、一度体は変化しているので容易に元にもどりません。だから生活習慣により増加した体重を減らすのは大変なのです。
最後に、ヒトは無駄に脂肪を貯めているのではありません。ほんの少し前までは飢餓と隣り合わせの時代であり、それに対処するための生物の知恵です。生理的な現象を安易な方法で解決できるとは思えませんし、できたとしても安全とも思えません。生理的に増えたものは生理的に減らしていく。そのため都合や欲求を抑えて努力する必要があるのです。以上で長くはなりましたが、3回に渡った科学的に考えるダイエットの話はこれで終わりになります。
1) Sasazuki S, et al. Body mass index and mortality from all causes and major causes in Japanese: results of a pooled analysis of 7 large-scale cohort studies. J Epidemiol. 2011;21(6):417-30.