10月のキャンペーン&ウェルネスクラブ

10月のキャンペーン商品とウェルネスクラブのお知らせです。

【10月のキャンペーン商品】
1、ラクトフェリン フェカリス菌
2、Ca&Mg Ⅲ
3、L-シスチン・グルタミン・リジン
4、EPA&DHA+E
5、A&E ルテイン&カロテン
6、C&B

【10月のウェルネスクラブ】
今回は「サプリメントの概念」についてのお話です。

詳細は上記リンク及び今月のイベントよりご参照下さい。

医学(薬学)と栄養学の役割

一般的な薬と栄養のイメージは、薬(病気だから飲むが、副作用が心配、なるべく飲みたくない)、栄養学(そもそも効果があるのかわからない)、このようなところだと思われます。
当社は栄養学を用いて健康を管理することを目的としていますが、医学と相反するものではなく、健康に対するアプローチの違いに過ぎないと考えています。つまり、医学と栄養学はどちらかを選択するようなものではなく、どちらも必要なことだと言えます。

医学と栄養学はアプローチの仕方が違うと書きましたが、具体的にはどのようなことになるか、会社を例えにして表現します。

図では社員が仕事(命令)を受けて上司へと伝えていきます。最終的に社長が了承することで仕事が実行されます。このようないくつもの段階を経て伝わるものをカスケード反応と言います。怪我をした時の出血を止める作用もカスケード反応によって行われ、その過程は十数個ほどあります。本来出血という重大な怪我に対して十数個もの反応を経ないと止血しないというのは迅速さには欠けますが、仮に数個の反応で完了する場合、必要が無い或いは間違いで命令を伝えたとき、それを間違いとして処理する前に命令が出てしまったら、血栓が体に多く作られ心臓や脳に梗塞を引き起こすかもしれません。そう考えるとひとの体の防御機構の優秀さがわかる気がします。
しかし、何らかの原因でこれらの仕組みが上手く働かなくなった場合、手をこまねいてみているわけにはいきません。

図では社長に直接働きかける友人(薬)がいます。本来ならば社員より伝わらなければ実行しない社長ですが、友人の頼みは断れないようです。直接頼んでいるため、極めて速く実行され、何度も実行してくれるでしょう。どの部分(社長、部長または別の社員)に働きかけるかは薬によって違いますが、ダイレクトに命令を遂行させることが、薬の大きな特徴で、これは栄養にはできないことです。
ただし、薬には副作用があります。

図では他部署の人が予算がないと訴えています。友人の頼みを聞きすぎた社長はお金が無くなってしまった(副作用)ようです。一方社員を見てみると何やら疲れている様子です。おそらく栄養不足によって働くことができなくなっているのではないでしょうか。また課長を見ると部長がいない為、命令が伝えることができずに困っているようです。何らかの原因で部長がいなくなったか、或いは最初から居なかったか(遺伝子疾患等)だと思われます。こういったことも、栄養学では解決しにくいパターンです。

栄養学の本質は最初の図で示したような正常な会社経営(生理活動)を維持することです。それは薬などの一定のリスクを伴うものをなるべく使わない為、という意味もありますが、薬にしても手術にしても、それに耐えられるだけの体力が無ければ、いざ必要な時に手の施しようがない、という事態を避ける為でもあります。そして栄養による体の改善は時間がかかります。迅速に対応しなければならない時は薬を使う必要もあるでしょう。薬と栄養、出来ることと出来ないことを上手く見極め、使用していくことが大事だと思われます。

8月のキャンペーン&ウェルネスクラブ

8月のキャンペーン商品とウェルネスクラブのお知らせです。

【8月のキャンペーン商品】
1、アンチエイジングSOD
2、タウリン
3、マンゴスチン
4、必須アミノ酸
5、Relax GTT
6、B12・葉酸

【8月のウェルネスクラブ】
今回は「胆石と高齢者の栄養」についてのお話です。

詳細は上記リンク及び今月のイベントよりご参照下さい。

※夏季休暇は8/9~8/25を予定しております。期間中あるいは期間直前の注文は休暇明けの対応となりますのでご了承下さい。

腸内細菌がトレンド

最近、腸管に寄生する寄生虫が腸内細菌に作用し、肥満を抑制するという論文1)が発表されました。簡単に説明すると、寄生虫が腸内の細菌に作用し、ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)を増加させることでUCP1(脱共役タンパク質)の発現を促し、肥満を抑制するというものです。専門的な単語はともかくとして、寄生虫が存在することで肥満を抑制する仕組みを初めて証明した論文のようです。ただ寄生虫が直接体内に作用するわけではなく、腸内細菌を刺激することによって起こるということを考えれば、メインは腸内細菌の在り方ということでしょう。
腸内細菌叢(そう)の研究は近年急激に発展しています。というのも、腸内、特に大腸内は嫌気性(酸素がほとんど存在しない)であり、その環境を実験室レベルで再現するということが困難であり、かつ何百種以上いるといわれる細菌を個別に判別していくのは手間がかかります。しかし遺伝子的に解析する方法が発見され、培養できなかった細菌も解析することができるようになったことが、近年の研究の発展に繋がっています。
栄養学的な視点で見ると、腸内にすでに存在する乳酸菌やビフィズス菌などのいわゆる善玉菌を維持・増やすために、その菌の餌となる食物繊維やオリゴ糖、乳酸菌等の死菌(生菌でもよい)を摂取することが望まれます。現在のところ、外部から摂取した菌(ヨーグルトなど)が腸内で新たに増え始めるといったことは基本的に無いようです。つまり生きて腸まで届く菌といった製品の場合、その菌が腸に届き、排出されるまでの間に人体に有益な生理活性があるということであれば意味がありますが、生きて届き腸内で増殖するわけではないため、注意が必要です。すでに生息しているところに新たに住み着くのは難しいということですね。
これまでの研究により、腸内細菌が便秘や大腸がんなどの腸自体の作用にとどまらず、神経や精神疾患などの一見関連が無さそうなことまでも影響がある可能性が示唆されています。そうすると大腸を切除した人はどうなのか、菌自体に意味があるのか、菌が産生する物質に意味があるのか、それらの物質を特定し創薬できないのかなど、興味が尽きないところであります。今後の研究の進展に期待しましょう。

1)Shimokawa C. et al. Suppression of obesity by an intestinal helminth through interactions with intestinal microbiota. infection and immunity. 2019.

7月のキャンペーン&ウェルネスクラブ

7月のキャンペーン商品とウェルネスクラブのお知らせです。

【7月のキャンペーン商品】
1、ラクトフェリン フェカリス菌
2、ヘム鉄 亜鉛 銅
3、ハイレシチン
4、マルチミネラル 亜鉛 酵母
5、クエン酸+C&B群
6、BCAAアミノ酸

【7月のウェルネスクラブ】
今回は「腎臓と肝臓病」についてのお話です。

詳細は上記リンク及び今月のイベントよりご参照下さい。

6月のキャンペーン&ウェルネスクラブ

6月のキャンペーン商品とウェルネスクラブのお知らせです。

【6月のキャンペーン商品】
1、コンドロイチン
2、エラスチンペプチド
3、アルギン酸 キトサンオリゴ
4、ルチン & C+A
5、BCAA-プロテイン
6、チロシン

【6月のウェルネスクラブ】
今回は「糖尿病」についてのお話です。

詳細は上記リンク及び今月のイベントよりご参照下さい。

健康食品は似非科学か

最近ある芸人が健康ドリンクで痩せたということが話題になっています。商品の説明には「適度な運動と食事制限を併用した結果」「個人差がある」と書いてあるものの、一般人からするとそれを飲むことで苦労せずに痩せるというイメージを与えるのは当然であり、受け取る側の認識が悪いといってしまえばそれまでですが、それなら科学的検証を表示すべきであるといえます。これがまかり通るのであれば、「ダイエット期間中にペットの餌を変えた」など、まったく本人に関係が無いと常識的にわかることでも相関があるようにいえてしまいます。そのためこういった話題が定期的に出てくるたびに、サプリメントなど栄養学を元にした健康食品が似非科学として認識され信用を失う結果になっています。
現在の日本ではサプリメントを代表とする健康食品の類いの地位は低いといえます。それは上記にも書いたように食品であること(医薬品ではない)から規制の緩さを利用した極めてブラックに近いグレーの表現を使う胡散臭さ、それと自然志向による「栄養は食事から摂る」という意識です。

自然であるということと対極にあるものは、完全栄養食でしょうか。現在の科学で判明している、人に必要な栄養素、ビタミン・ミネラル・タンパク質・脂質等を100%含有した人工食品が存在します。ただし人工食品は、バランスが良すぎる為に必要量に達していないこともあります。例えば鉄欠乏性の貧血の人に必要なのはバランスの良い食事では無く(必要無いということではなく)より多くの鉄分の補給であり、すみやかに不足分を補わないといけません。ジャンクフードなどを摂取するよりは遥かに良い選択ですが、健康を目的とする場合は少々視点が違うかもしれません。
しかし逆説的になりますが、バランスの良い食事・食生活というのは、とどのつまり完全栄養食のバランスに近づけるということと同義になります。むしろバランスよく食事を作っているつもりでも、実際どれだけの栄養素が含まれているかは計算できません。仮に食品栄養成分表を元に算出しても、理論値と実際とでは違いがでます。そう考えると、計算された完全栄養食がいかに優れているか、ということも言えるでしょう。

栄養は食事から摂ることが基本でありサプリメントがこれに代わることはありません。しかし食事からだけでは補えないものがあることも事実です。特に高齢者は若い時に比べると食事量が減ってきます。食事量が減れば、必要な栄養素の摂取量も全体的に減少します。それがまた加齢を促進する、あるいは病気にかかりやすくなる原因になります。必要だとわかっていても食べられない、食事でとるにはあまりにも多すぎる、こういった環境において大きな意味を持ってくるものがサプリメントというわけです。サプリメント自体に定義はありませんが、わかりやすく表現するならば「特定の栄養素を高濃度に含有した食品」といえます。例えば、ブロッコリーはビタミンCが豊富に含まれていますが、ビタミンCのみを摂取することを考えた場合、サプリメントで摂るほうがはるかに効率的です。しかしブロッコリーのその他の栄養成分(ビタミンBや食物繊維など)にも期待する場合、サプリメントは不向きです。食事でできること、サプリメントでできること、これらをきっちり区別し、かつ組み合わせることが、健康を目的とした栄養学を理解することに繋がります。

どのような情報を信じればよいのかは、一般の方はもちろん専門家でも悩むところはありますが、基本的にエビデンス(科学的根拠)や情報元を明示せず体験談に終始する製品は疑問をもつべきです。ただし、栄養素は特効薬では無いので、摂取した、しないで即座に状況の改善に繋がるわけではなく、短絡的に効果の有無を判断するのも危険です。思い込みや偽情報に惑わされない客観的な指標として、当社でもおすすめする「血液検査」から具体的なデータを読み取り、問題点を洗い出し、食事又はサプリメント等で体質を改善し、再度血液検査で結果を考察する。これらが、もっとも科学的な健康食品の評価の指標になりうると考えています。

当社では血液検査や健康問題などの相談を無料で行っております。03-3794-5471またはjuchu@lifecarekk.comまでお気軽にご相談下さい。